日本一の塩屋が選ぶ「おにぎりをさらにおいしくする塩」13種 (1/2ページ)
国内外の塩を約300種類取り扱う「塩屋」というお店があるのをご存知ですか?
「しおや」ではなく「まーすやー」といいます。2004年に沖縄で産声を上げた塩の専門店です。
この塩屋さんのソルトソムリエは、料理が劇的に美味しくなる塩を『日本一の塩屋が選んだ塩101』(小学館)のなかで101種類も紹介しています。
去年は塩レモンや塩パン、塩麹など塩ブームだったので、塩の魅力にはまっている女性は多いはず。
そこで今回はこのなかから、いつものおにぎりがさらにおいしくなる塩をピックアップしてみました。
■塩には5つの味わいがある
まずは、塩の味わいから説明しましょう。
そもそも塩にはナトリウム、マグネシウム、カリウムが主要成分として含まれ、塩の味わいはこれらのバランスで決まります。
ナトリウムが多いと塩辛い味わいに、カルシウムが多いと甘味が強く、マグネシウムが多いと苦味を感じます。そしてカリウムが多いと酸味が強くなるのです。
また、それぞれの塩の味わいと食材の合わせ方を工夫するとぐっと料理がおいしくなります。
塩辛味:肉やパスタなど、素材そのものに塩味をしっかりと浸透させたいときに
甘味:甘味のある食材と合わせると素材の旨味が増す
苦味:苦味のある食材に合わせると苦味を抑制する
酸味:肉や魚の脂っこさを消してくれる
旨味:旨味のある食材と合わせるとコクとなり旨味を増す
同じ鰹だしでも、塩で味が大きく変わります。甘みのある塩を入れるとまろやかな口当たり、苦味の強い塩をいれるとすっきりとした味になるのです。
■おにぎりに最適な塩13種
ほかほかのご飯に塩を混ぜて握った塩むすびを食べるととても幸せな気分になりますよね。シンプルな塩むすびだからこそ、おいしい塩で食べたいと思いませんか?
塩の専門家ソルトソムリエがすすめる、おにぎりに合う塩は以下のとおり。ぜひ今年はおいしい塩でおにぎりをつくってみてください。