【プレイバックNASA 2015・前編】火星や冥王星がより身近に? (3/4ページ)

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有人火星探査において重要な役割を果たすのは、現在開発中の『オリオン宇宙船』と最強のロケット『SLS(スペース・ローンチ・システム)』だ。これらの開発も進んでいる。

3月には、『オリオン宇宙船』の打ち上げ時脱出システムのテストが行われた。また、2015年には乗員用モジュールの最初の構造体の溶接作業も始まった。3月には『SLS』のロケットブースターの噴射テストが地上で行われた。2016年には2回目のテストが行われる予定だ。

(c)NASA

『SLS』と『オリオン宇宙船』をサポートするための設備もできてきている。

5月には高さ65mを越える『SLS』のテスト用スタンドの建築が始まり、8月には、スペースシャトルの部材運搬用に使われていたはしけの改修工事も終了した。ケネディ宇宙センターも、アメリカ政府の用途あるいは商業的用途に対応できる21世紀の宇宙港になるべく改修を受けている最中だ。

(c)Orbital ATK

ユニークなプロジェクトも計画されている。

『Asteroid Redirect Mission(ARM)』というものだ。これはいってみれば『小惑星方向変換作戦』といったもので、2020年代に、無人機を使って小惑星の岩石を月の軌道に投入するというものだ。

そうしておけば、あとから宇宙飛行士が行って調査をしたり、地球にサンプルを持ち帰ることも容易になる。そして、この技術が後の有人火星探査のためにも欠かせない実験になるという。

ちょっと身近なとことろでは、10月には、ハリウッドとNASAがコラボした映画『オデッセイ(原題:The Martian)』が公開された(日本では2016年2月公開)。

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