【プレイバックNASA 2015・後編】国際宇宙ステーションの活躍、地球環境とNASA (2/4ページ)
『ドラゴン宇宙船』で2回のミッションを成功させた『スペースX』と、12月に『シグナス宇宙船』で補給を行った『オービタルATK』は、失敗を乗り越えてアメリカの宇宙船による補給ミッションを再開させた。
スペースシャトルの退役後、人を『ISS』に運ぶのは他国の宇宙船に任せているが、アメリカは2017年からふたたび、宇宙飛行士を『ISS』に運べるようにするためのシステムを開発中だ。
5月には『スペースX』が、発射台あるいは上昇中のロケットから、いかに乗組員を素早く安全に脱出させるかを実演することに成功した。
また、2016年に打ち上げ予定の『Bigelow Expandable Activity Module(BEAM)』がケネティ宇宙センターに到着した。
これは、膨張式の寝台モジュールで、長期間の宇宙旅行を可能にする技術のテストに役立つ予定だ。
■ より詳しく地球環境を知る
次は、地球環境の観測だ。NASAは地球環境がどのように変化しているのかを知るために、2015年に、世界中の研究機関と情報や知識を共有することで、地球の自然環境の観察、研究を行う新しい方法を開発した。
NASAは10月に、日が当たっている側の、地球の画像を毎日更新して見せるサイトをオープンした。
これは、高度100万マイルに浮かぶNASAの『Deep Space Climate Observatory』のカメラで撮影したものだ。

(c)NASA/Goddard
海洋と気候の関係は、2015年に非常に詳細に研究され、NASAは夏に、海洋の温度測定のデータを発表した。それによれば、近年、温室効果ガスによる熱が、太平洋とインド洋に特に蓄えられていることがわかった。
また、NASAとその協力機関によって、1992年以来、海面は平均で約3インチ上昇したことがわかった。場所によっては9インチ以上も上昇している。