【プレイバックNASA 2015・後編】国際宇宙ステーションの活躍、地球環境とNASA (3/4ページ)
研究によれば、将来的には数フィートの上昇も避けられないと指摘された。NASAは11月に、地球全体の気候に大きな影響を持つ、海洋プランクトンの5年にわたる詳細な研究をスタートさせた。
2015年には、翌年に打ち上げ予定の、『Stratospheric Aerosol and Gas Experiment III(SAGE III)』がケネディ宇宙センターに運ばれた。
これは、オゾン層の観察を行い、その回復を調査するものだ。
■ 先進技術の開発
NASAは、さまざまな技術開発も行っている。1月には、宇宙機のために軽量で強い構造体や材料を開発するためのロボットアームをラングレー研究センターで発表。
6月には、火星着陸に使う予定の技術、『Low Density Supersonic Decelerator(低密度超音速減速機)』の、2回目の実物大モデルのテストに成功した。

(c)NASA/Bill Ingalls
『キューブ型衛星打ち上げ新政策』も実施中。これは、ロケットの荷物室の空いているスペースに載せることができる小型の衛星を募集し、宇宙に運んで上げるというものだ。
安全で低コストな宇宙飛行を可能にする、ふたつの技術も開発中だ。ひとつはイオンエンジン。もうひとつは携帯型の生命維持装置だ。
また、将来的に山火事などにおいて消防士を守ることができる、パーソナル火災用シェルターの開発に役立てられるような、新素材の開発も行っている。
■ 航空技術の進歩
NASAといえば、宇宙部門の話題が多いが、航空部門の研究も行っている。
2015年は、NASAの前身であるNACA(アメリカ航空諮問委員会)の誕生から100周年となる。