100人に0.9人前後で発症する「自閉症」の生き方を問う言葉 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

東田さんは子どものころ、人と違う自分がいやでたまらなかったそうです。

ですが、「自分の人生の主人公は僕でも、この世界の主人公ではない」ことを両親から学び、知識によって、世界にはたくさんの人たちが暮らしていて、それぞれ困難に向き合いながら生きていることを知りました。

そして、成長していくにつれて、他人のなかにいるときに感じていた疎外感はなくなっていったそうです。その理由を、「社会の一員として僕らしく生きていこうという気持ちになれたから」だと語っています。

「誰からも、そう言ってもらえなくても、自分で自分を好きになれれば、人は生きる意味を見失わないからです」

「自分を好きになるためには、自分自身と向き合う気持ちも必要になってくるのではないでしょうか」

まだ二十代前半の彼の言葉を、どう受け止めますか?

■2:「強くなくても生きられる」

東田さんは、自閉症者ということで、よく他人から励まされることがあるそうです。

ところが、励ましてくれている人の意見に耳を傾けていると、だんだんと自分自身の話にすり替わっていくのがわかり、「人というのは自分のことをわかってもらいたい動物なのだと、つくづく感じる」といっています。

東田さんを励ます人は、東田さんのことを弱い立場だと思って励ますのでしょうが、当の東田さんは、冷静に自分を励ます人の内面をみているということですね。少し滑稽ですが、こうなると、なにが強くてなにが弱いのかわからなくなってきます。

「弱いから生きていけないのではなく、心が満たされないから生きづらいのではないでしょうか」という彼の問いかけに、はっとする人も多いのではないでしょうか。

■3:「自分らしさとは、手を伸ばせば届く心地いい芝生のようなもの」

「自分らしく」という言葉は、ヒットソングなどでもよく聞かれる、悪くいえば手垢のついた言葉ですが、そもそもなぜ、人は自分らしく生きたいと願うのか、東田さんは問いかけます。

「自分らしさに条件や基準はいらない」と東田さんはいいます。

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