元ジャニーズ・平本淳也が見た"SMAP解散騒動"と帝国崩壊の綻び (1/4ページ)
ちょうど1年前のこと。『メリー副社長恫喝! SMAPを連れて出ていけ!!』といった週刊誌の報道が大きく話題となった。この記事を掲載した『週刊文春』とは発売前に僕の事務所で打ち合わせた後の事だったが、1年後の今、このような展開となったのは驚きの反面、やはりそうきたかといった印象だ。
■文春誌上での「叱責」がすべての始まり当時は、ジャニーズ内の派閥問題やSMAPの扱いや立場などから垣間見える世間的な興味からの題材だったが、ジャニーズ事務所の副社長で実質的な経営トップのメリー喜多川さんが自らインタビューに応じる格好となり、極めて異例な誌面となって大きな波紋を残した。
このとき「派閥などない」「派閥があるのなら私(メリー)の責任」と前置きし、「そんな噂があるなら確認する」として今回の騒動の当事者となった飯島室長がメリーさんによって呼び出された。「派閥を作ったのか?」「SMAPと一緒に辞めるのか?」と直に質問を叱りつけるように上から投げかけたが、「そんなことはありません」「そういったことを口にしたこともございません」と全ての噂や情報に対して否定した飯島室長。
ただこのときのメリーさんはそれが演出だったかのような場当たりとも感じた。業界でも名高い敏腕マネ―ジャーの飯島さんを呼び出し記者の前で恫喝するなど、またそれがそのまま記事となって公開されるのを承知で行ったことを踏まえれば、まず勢いだけでここまではしないだろう。
メリーさんは90歳近いとは言え現役の女帝である。計算や影響力も当然に考えているのだろうが、この騒動は言うなれば社内の恥を全国的に晒したうえで疑惑を吹き飛ばすにはちょうど良いという場面だったのだろう。ジャニーズ史上で最も売れたグループであるSMAPというブランドだからこそ、ここにある権限はジャニーズ事務所、そして私、メリーがトップという印象を知らしめた恰好とも言える。
ただ「(噂が本当なら)SMAPを連れて辞めろ」とまで言われてしまった飯島さんは業界をはじめ、当人を知らない人たちにも大きな恥をかかされた場面となったのは言うまでもなく、今回の「飯島辞職」に多大な影響と経緯を残した結果となった。
飯島さんからすればなんで私がこんな目に......といった感じだろう。