北朝鮮高級マンションに「韓流ドラマ」の影響 (2/2ページ)

朝鮮語の看板を掲げた商店が立ち並ぶ丹東税関そばの前進街
高級マンションの壁紙は、質感も色合いもいい韓国製の「ポン」という壁紙が人気だ。韓国にはないメーカー名なので、北朝鮮国内での通称と思われるが、とてもソフトで触ると立体感が感じられ、驚きを持って受け止められている。
中国製や北朝鮮製とは異なり、壁に湿気があってもデコボコにならず、色あせもしないという評判が口コミで広がり、さらに人気を呼んでいる。
人気なのは壁紙だけではない。韓流は、北朝鮮のマンションの構造すらも変えつつある。
「韓流ドラマの主人公が住んでいるあんなおうちに住みたい!」そういう人が増えたせいか、最近、平壌や新義州で建てられているマンションは、北朝鮮式の間取りから、韓国式の間取りに変わりつつあるという。
このようなマンションは、広々とした居間を中心に各部屋が配置される形になっている。また、ベランダの外側には大きなガラスがはめられている。部屋の扉のところには段差がなく、キッチンには「流し」ではなく「シンク」が設置されている。
基本装備の場合、インテリアはすべて中国製だが、購入者の要求に応じて韓国製にするオプションがある。そうすると高くなるので、家主が韓国製の用品を取り寄せて自分で内装工事をするケースもあるという。
例えば、国が建てたマンションには中国製のインターホンが設置されているが、故障が多いので、韓国製のインターホンを取り寄せて、家主自らが取り付けるという。
数年前までは「中国製なしには生活できない」と言っていたが、今では「韓国製なしでは家の内装もできない」と言われるようになっている。「(韓国製品を取り締まるのではなく)韓国製品を模倣してでも経済を復活させるのが、真の意味での韓流対処法」という人もいるという。