普通に飼えるのになぜ!? 柴犬は「天然記念物」である理由とは (2/2ページ)
■特別天然記念物のイカも存在
柴犬以外にも身近な天然記念物は多く存在します。場所によってはニホンザルやタヌキも指定されているのです。
天然記念物は地域限定の場合もあり、代表例は、
・ニホンザル(青森県)
・タヌキ(山口県)
このほか、ニワトリの一種である軍鶏(しゃも)も指定されています。
トキやオオサンショウウオをイメージするひとも多いでしょうが、こちらは「特別」天然記念物のため、保護レベルはさらにアップし、勝手に捕ることはできません。
特別天然記念物は、天然記念物のなかでもとくに貴重/価値の高いものと定義され、見ただけでわかる「基準」はありませんが、カモシカやコウノトリ、アホウドリなども名を連ねています。変わりダネとしては、
・鯛 … 千葉県
・ホタルイカ … 富山県
など食卓に並ぶものもありますが、こちらはエリア限定なのでフツウに流通することはありませんので、食べちゃった! とあわてる必要はありません。
食通で知られる北大路魯山人はサンショウウオを「すっぽんを品よくしたような味」で、非常においしかったと記しています。もちろん合法的なルートで入手したのでしょうが、あのビジュアルを臆せず口にできるのは「さすが」の一言に尽きます。これほど特別な体験はめったにないにせよ、身近なところにも天然記念物が多く存在することを忘れずにいたいものです。
■まとめ
・フツウに飼われている柴犬や秋田犬は、天然記念物に指定されている
・指定の目的は「生息」のため、特別な許可や手続き不要で飼うことができる
・地域によってはニホンザルやタヌキも指定されている
・鯛ノ浦のタイ、富山県のホタルイカは、「特別」天然記念物
(関口 寿/ガリレオワークス)