「愛する人を救えますか?」日体大ライフセービング部が語る人命救助の魅力と諦めない大切さ (2/4ページ)

学生の窓口

――例えば、ライフセービング部ならではの練習などはありますか?

小椋さん 例えば、350メートルを全力で走った後に人を背負って50メートル走り、その後心肺蘇生法を行うトレーニングがあります。ライフセービング部ならではの練習ですが、最も過酷でした。他にも、水を入れると40キロくらいの重さになるマネキンがあり、これを使ったトレーニングは他の部活にはないものです。

――過酷なものですと、他にどのようなことが大変でしたか?

小椋さん 練習というより、僕も大竹も泳げない状態で入ったので、最初の泳ぎの練習は二人とも大変でした(笑)。

――日本体育大学は数々の大会で優秀な成績を残されていますが、この大会ではどんなことを行うのでしょうか?

大竹さん 大会は大きく分けて「海の大会」と「プールの大会」があります。どちらも「実際の救助」を想定したもので、溺水者を想定したマネキンを素早く救助して戻ってくる、といった競技が行われます。

小椋さん 他にもフィンを装着しての救助やビーチフラッグスなども行います。いずれにしても、「勝利の先に救う命がある」という本質の下に行われているものです。

――やはりプールと海では違うものですか。

小椋さん ライフセーバーは海がメーンの活動場所になるので、全日本ライフセービングプール競技選手権などの大きな大会は海で行われます。やはり海は波の高さなども一定ではなく、「自然の驚異」といえる環境ですね。

――実際と同じシチュエーションで、ということなのでしょう。

■命の重み、命を救う困難さを学ぶ

――お二人がライフセービングに興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

大竹さん 高校2年生の終わりに東日本大震災が起こり、そこから消防士になりたいと強く思うようになりました。

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