最強政権へのシナリオ? 安倍首相と橋下徹「衆参W選挙」密約スッパ抜き (3/4ページ)
「橋下氏の人気と知名度だけで勢力を拡大するのは限界があります。安倍政権に命運を委ねることになるのでしょう。もちろんダブル選となれば、橋下氏も衆院選に出馬するでしょうね」(前出の自民党関係者)
そのため、橋下氏は6月の会談後にツイッターを再開。民主党批判に加えて、安倍政権を称賛する“つぶやき”を洩らし始める。その象徴が消費増税の軽減税率に絡んでのもの。昨年暮れ、政府与党が消費増税時に導入する軽減税率の対象を食料品全般としたことについて、<安倍政権・官邸、恐るべしの政治。これが政治か>と、橋下氏は安倍首相のやり口を大絶賛している。そんな中、実現した2回目の「安倍・橋下」会談。そこで何が話し合われたのか。前出の鈴木氏は、「菅官房長官が定例会見で“(橋下氏は)憲法改正について熱心に話を聞いていた”と発言しています」として、こう続ける。「自民が衆参で圧勝し、おおさか維新という新たな補完勢力が出てくれば、もはや、平和主義の公明党に臆することなく、安倍首相は改憲に着手できます」
すでに安倍・橋下の“最強政権”誕生へ向け、作戦は始動しているという。「昨年末の2回目の会談で大枠は決まり、選挙へ向け、これから具体的な話し合いが行われると思います。さしあたって問題となるのは参院の2人区以上の選挙区。自民と、おおさか維新が候補者を、どう調整するかがポイントになってきます」(政治評論家の浅川博忠氏) 国会論戦をよそに、一人、安倍首相の高笑いが聞こえてきそうな話だが、橋下氏との連携にはリスクもある。「橋下氏も改憲論者の一人ですが、彼の狙いは、あくまで大阪都構想の実現です。安倍首相の野望を達成するための駒として使い捨てにされることを想定し、安倍首相を揺さぶる“隠し玉”を持っているといわれます」(大阪市議会関係者)
その隠し玉の一つが、暴露本の出版だという。「橋下氏は大阪市長時代に、地元の自民党大阪府連と対立し、逆に同府連が抱える暗部を握っているという噂があります。