元公安警察に直撃! 米情報機関「CIA」の実態とは? (6/9ページ)

Kotaku

だから「アメリカになら亡命したい」というスパイも出てくるわけで、スパイの交換他国のスパイを受け入れるというのも成立します。


――誰がどこのスパイなのかわからなくなりそうですね......。

K氏:今(取材時)中国で拘束されている日本人がスパイだと言われていますよね? じゃあ交換したらいいんじゃないかと思うんですけど、日本にはいないんです。

もっと正確に言うと、日本にはスパイを取り締まる法律がないので、他の名目で捕まっている人間はいても、スパイとして捕まっている人間はいません


――スパイとして捕まっている人間同士であれば交換ができるというわけですか?

K氏:そうです。中国で拘束された日本人は、スパイの取り締まりで捕まっていますから。

例えスパイがいるとわかっていても、日本では取り締まる法律がないので、詐欺だとか他の容疑で捕まえるしかありません。だから日本はものすごくスパイに対して弱い国なんですよ。

これは声を大きくして言いますけど、中国や北朝鮮のみならず、アメリカなどの各国のスパイが日本には大量に入ってきています。


――そんな状態である日本はやはりスパイ人口も少ないのでしょうか?

K氏:ほとんどいないです。だから、私のようなおじいちゃんが民間人に混じってまだやっていたりするんですよ(笑)。

情報を収集する組織というのは何十年も前に作らなければいけなかったのに、テロなどの問題が浮上するまで、日本はほとんどやってきませんでした。公安警察、内閣情報調査室といった機関はありますけど、専門的に学んできた人間は本当に少ないです。

「元公安警察に直撃! 米情報機関「CIA」の実態とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、インタビューアクションエクストリームすごい映画カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る