元公安警察に直撃! 米情報機関「CIA」の実態とは? (7/9ページ)

Kotaku

情報がとれないというのは非常に危険ですから、スパイがいないことで日本が危険にさらされることにもなると思います。

先日の北朝鮮の水爆実験もそうですが、隣の国のこともわからない、情報がとれないというのは恥ずかしいことです。


このスパイだらけの世界でベッドの下に隠すなんてバカよ


――CIA以外で有能な人材が豊富な機関はどこでしょうか?

K氏:アメリカだとシークレット・サービスですね。

私もお世話になったことがあるんですけど、彼らの仕事は大統領の警護だけではありません。もともとは偽札を摘発する組織で、彼らは相手が外交官だろうが何だろうが、偽札の情報が入ったらすぐに飛んでいきます。

アメリカドルというのは世界中で使える貨幣なので、その偽札が作られ、出回ってしまうと国の信用が無くなってしまいます。それを摘発する仕事を任されるわけなので、非常に有能な人材が集まっているんです。


――テクノロジーの発達によって一般人でもさまざまな情報を大量に収集・分析できる時代になりましたが、それによってスパイの専門性が失われるといったことはないのでしょうか?

K氏:公開情報は大事ですし、それを分析することも重要な情報収集活動の1つです。

でも、私などはあくまでも「ヒューミント」、個人からの情報を重視します。特定の場所へ誰かを送り込んでその人間の話を聞く、またはもともとそこにいる人間を協力者にして話を聞くなどをしないと正しい情報は入ってきません。

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