会社は健康診断を実施する法的義務があるの?実施しなかった場合の罰則は? (2/2ページ)
■健康管理に企業トップが積極的に介入することが重要
今月17日に起こった軽井沢でのスキーツアーのバス事故で、運行会社「イーエスピー」は運転手への健康診断などを怠っていたとして、今月13日付で行政処分(車両使用停止処分)を受けたばかりだった。また報道によると、業務への適性や知識を確認する「適性診断」も受けさせていなかったという。更には当日、社長が遅刻したことが原因となり、出発前の健康確認も行われていなかったことが判明した。
話は変わるが、2年連続で健康経営銘柄に指定されているローソンは、平成13年度から「健康診断を受けない従業員とその上司の賞与を減額」というユニークな取り組みを続けている。これは当時の最高責任者だった新浪剛史氏が、従業員の訃報が立て続けに起こったことが要因となり始まった。
14名の尊い命が亡くなった軽井沢のバス事故。二度とこんな事故を起こしてはならない。そのためにも「法定健診以外は個人任せ」という考え方を改め、従業員の健康管理に積極的に介入する企業トップの姿勢が必要だろう。