ライフネット生命CEO出口治明さんに聞く、働く女性の「お金の不安」は一体どこからきてどこへいく? (1/3ページ)
それなりに貯金もしているけれど、将来を考えるとなんだか心配……。そんな漠然としたお金の不安を抱える働き女子は少なくありません。一体どうすれば、この不安から解放されるんでしょうか。ライフネット生命の代表取締役会長兼CEOで、『働く君に伝えたい「お金」の教養』の著者でもある出口治明さんに聞きました。
マイナビウーマン世代の働く女子は、「将来の不安」を抱えています。この不安から脱出できるものなんでしょうか。出口さん:できますよ! まず、率直に言うと現在、みなさんが抱えてる「不安」の多くは、”思い込み”によるものです。
──思い込みですか!
出口さん:そうです。例えば、「日本政府も年金もアテにならないから、マジメに年金を払うだけ損だ。自分で資産運用しよう」なんて意見をSNSなどで見かけたことはありませんか?
──よく見かけます。
出口さん:もし本当に政府が年金を払えなくなるときが来るとしたら、それは日本政府が破綻するときです。国がつぶれたら、金融機関もつぶれます。みなさんが「政府は信用にならない」とせっせと金融期間に預けた財産も、紙くずになるでしょう。
──自分で積み立てるより、国民年金のほうがよほど安心ということですか?
出口さん:その通りです。近代国家では、その国以上に安全な金融機関は存在しません。なのに、なぜ「年金は危ない」と言うと思いますか? 答えは「不安を煽ると商売がやりやすくなるから」です。
「安心してください。年金制度は崩壊しません」と聞かされたら、資産運用のための金融商品なんて買いたくなりませんよね。不安な情報に出会ったら、「これで儲かるのは誰?」と考える癖をつけることが大切です。
──そうなると、老後資金として年金を頼りにしても大丈夫なんでしょうか。