今の恋愛にも通じる?! 百人一首に学ぶ恋心4つ (1/2ページ)

お正月に実家へ帰り、親戚や家族で久しぶりに百人一首をしたという人も多いのでは? ただこの百人一首、よくよく想像すると「恋」の歌もたくさんあり、家族の前で読むのが恥ずかしいことも! 今回は百人一首に詠まれた「恋心」についてご紹介します。現代の恋愛にも通ずるところがあるかも……?
■筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる
これは10歳で天皇に即位し、17歳で病気のために譲位した陽成院と言う人の詠んだ歌。みなの川は「男女川」または「水無乃川」と書き、筑波山の峰から落ちる、最初は細い川が流れる内にどんどん大きくなり淵となるように、恋もまた時間がたつにつれて大きく深くなっていくものだ、ということが歌われています。
■陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに 乱れそめにしわれならなくに
これは河原左大臣の詠んだ歌で、陸奥で作られる乱れ染の布「しのぶもぢずり(しのぶもぢ摺り)」の模様のように、私の心も乱れてしまいましたという意味の歌。これは恋の恨み事を詠んだ句なのだそう。子どもの頃にはよくわからなかった、まさに「大人の恋」をほうふつする句かも?
■わびぬれば今はたおなじ難波なる みをつくしても逢はむとぞ思ふ
これは元良親王の詠んだ歌で、このままずっと会えないことを思い患っている今は、もう死んだのも同じこと。難波のみおつくし(航路を示す杭)のように、身を尽くしてもあなたに会いたいという意味です。この歌は不倫関係にあった天皇のおきさきに対して詠んだ歌とか。