【未来探訪#009】台風で発電!エネルギーシフト時代に挑む「下町風力発電」チャレナジーの挑戦 (2/6ページ)

FUTURUS

Photo:Naoki Hiratsuka

清水氏、

<要するに、プロペラがない風力発電機ですね。ハネがない掃除機、ダイソンの発電機版みたいなものです(笑)。

この風車は、プロペラのかわりに、気流中にある円筒を自転させたときに発生する『マグナス力』を利用して回しています。

マグナス力とは、野球のカーブボールと同じ原理なんですが、この方式なら

■1:円筒の自転数で風車の回転パワーを制御できる
■2:円筒は一般的なプロペラ式より丈夫で低コスト

といったメリットがあります。>

■ プロペラがないから台風でも壊れない!?

--プロペラ式風力発電機より良いということでしょうか?

清水氏、

<プロペラ式の風力発電機は、強風や風向きの急激な変化(乱流)に弱いんです。

強風や乱流が多い日本では、回り過ぎて暴走し支柱やプロペラが折れてしまうので、台風が来たときなどは稼働を停止することも多い。

それでも、毎年のように台風などにより、壊れる事故が起きています。>

source:http://www.shutterstock.com/

清水氏、

<現在、風力発電機はほとんどがプロペラ式を採用し、多くは欧米諸国で作られています。

歴史的にも、1890年にデンマークで、“風力発電の父”ポール・ラ・クールによって世界初の風力発電機が作られたこともあって、欧州では日本に比べて普及しているんです。

ですが、欧州は、大陸という地形的な面と偏西風の影響などで、比較的風が穏やかで、風向きも安定しています。

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