【未来探訪#009】台風で発電!エネルギーシフト時代に挑む「下町風力発電」チャレナジーの挑戦 (1/6ページ)
Photo:Naoki Hiratsuka
最近話題の『下町風力発電』。
『ガイアの夜明け』や『シューイチ』などのテレビ番組で既にご存じの方も多いと思うが、これは、東京・下町で、新しいタイプの風力発電機を作ろうと奮闘している、チャレナジーという会社のプロジェクトだ。
『垂直軸型マグナス式』という、プロペラがない次世代風力発電機の実用化に取り組むこの会社は、2014年10月に設立されたばかりのスタートアップ企業。東京都墨田区の浜野製作所が運営する『ガレージスミダ』を拠点とし、原発に頼らない、新しい再生可能エネルギー社会の実現を目指している。
そんな今注目の『垂直軸型マグナス風力発電機』とは、一体どんなものか? また、なぜ風力発電で、どんな将来的ビジョンを持つのか?
チャレナジーのCEO、清水 敦史氏に伺ってみた。
■ 自転する3つの円筒翼で発電機を回す
まず、上の動画を見て頂きたい。これは、『垂直軸型マグナス風力発電機』の試作機を実験している模様だ。
よ~く見てみると、
■1:画面左手から大型の扇風機で一定の風(風速約5m)を送る
■2:3つの円筒が時計回りに自転、徐々にその速度を上げていく
■3:しばらくすると装置全体が回転を開始
■4:3つの円筒が回転スピードを変えると装置が停止(風の強さは一定)
ということが分かる。

Photo:Naoki Hiratsuka
上は、動画と同じ装置で、赤い塗装をしたものだ。
3つの円筒を装備する装置の上部分が風車。下の台座内には、風車の中心軸と繋がった発電機があり、風車の回転により発電する。