軽井沢バス事故でわかった深い闇…バスドライバーたちの「もう限界」過酷な勤務 (2/2ページ)
予算オーバーした高速代の帳尻を合わせるべく、松井田妙義から軽井沢まで一般道を走ったのでは」
仕方なく、運転手の間でも危険なことで有名な碓氷バイパスを走行。前途ある若者と過酷労働に苦しむ運転手が犠牲となったのだ。だが、こうした現代版『蟹工船』とも言える労働環境は、今やドライバー業界では常識だという。「06年度に過労死と認定された355件のうち、トラック運転手は74人と約2割を占め、ダントツ。宅配ドライバーも、通信販売の普及による再配達の増加で、荷物の量は変わらないのに労働量は増える一方です。職安には運送業の求人があふれていますが、給料も安く、人手は集まりません」(前出の記者) 過酷な環境で死ぬまで働かされる――。“もう限界”と叫ぶドライバーたちの心の声は届くのだろうか。