祇園精舎の鐘の声……なんてほんとは聞こえない!? 祇園精舎ってインドだってほんと? (2/2ページ)
・寛永9年(=1632年)
・海上を数千里渡って、祇園精舎まで来た
・4体の仏像を奉納した
と、ちょっと恩着せがましい内容ですね…。この件からも、多くのひとがアンコール・ワットを祇園精舎と信じていたことが読み取れます。
■2004年からやって来た「鐘の声」
場所よりも決定的なのは祇園精舎には「鐘」がなかったことで、鐘の音からどんな印象を受けるか以前に、聞くことすらできなかったのです。
祇園精舎の鐘には諸説あり、小型のものはあった、なんて話もあります。ただし、私たちがイメージする「お寺の鐘」=梵鐘(ぼんしょう)は、2004年に寄贈されるまで存在しませんでした。もし平家物語の通り「鐘の声」が聞こえても、除夜の鐘でおなじみのゴーンという音色ではないのは確かです。
江戸時代になっても場所すら不明……鐘が登場したのは21世紀と聞くと、いったい何の「声」だったのか気になりますね。もしかしたら隠されたメッセージかも ? と考えると、古典の勉強が楽しくなるかも知れません。
■まとめ
・平家物語の書き出しの「祇園精舎」は、インドの寺院
・多くのひとが「アンコール・ワット」を祇園精舎と信じ、お参りしていた
・鐘が寄贈されたのは2004年。それまではなかった説が有力
(関口 寿/ガリレオワークス)