【冴え女シリーズ(11)】[マスターの不器用な優しさに]第7話(前半)「想像できるだろ?」 (1/3ページ)

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【冴え女シリーズ(11)】[- マスターの不器用な優しさに -]

■作品概要
信じていた親友にずっと好きだった人を取られ、傷心中の蘭。もう恋なんてしないとやさぐれる彼女の心を癒してくれるのは、行きつけの喫茶店のツナサンドとマスターの優士の淹れてくれるコーヒーだった。毒のある優士の言葉に最初はむっとしていた蘭だったが、段々彼の優しさに気づきだして・・・?


●第7話(前半)「想像できるだろ?」


優士「ただ、聞いても、良い気持ちになる話じゃないぞ。もっとも、君よりも不幸な人間がいると知って優越感には浸れるかもしれないがな」

優士「彼女は俺の上司だった。社長の息子だからと周りがヘコヘコする中、彼女は俺を特別扱いしないで、ひとりの部下として扱った。幼い頃から、親の肩書きとこの悪目立ちする外見のせいで、媚びへつらってくる奴の中で育った俺には、それがもの凄く嬉しかったんだ」

蘭 「マスターが好きな人も上司だったんだ。そんな環境で育ったってことはマスターって結構なお金持ち?」

優士「家は、まぁ、確かに大分裕福だった。それは認める。戦前から続く、大企業だからな。彼女は快活で、男相手に一歩も引かない強固な姿勢をかっこいいなと素直に思えたし、男勝りだが、女性らしい繊細さや気品も兼ね揃えていて、休憩中などにふと漏らす笑みは美しかった」

蘭 「私とは全然違うタイプだわ」

優士「あんな女性はそういない。若い俺は彼女にのめりこんだ。彼女が欲しいと思った。彼女に認められたくて仕事を頑張ったし、彼女が好みそうな男になれるように努力した。ただ、彼女が俺を特別扱いしないということは、彼女にとって俺はただの部下のひとりで。

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