標高や距離は関係なかった! 山の○合目の決め方って? (1/2ページ)

女性の間でも登山がブームになり、山ガールなんて言葉も出るくらい定着しましたね。そんな登山で使う用語の中にはよく考えてみると定義がわからないものもあります。今回は「○合目」という表現に注目してみましょう。登っていて、「7合目がやたら長いんだけど……!」のように不思議に思ったことはありませんか?
■○合目の決め方は、山によってバラバラ
山の◯合目の決め方は1合目から始まって頂上が10合目となっています。そうすると、山の高さを10等分して下から数えていると思いませんか? しかし実際にはそのように均等に○分けられていない山も多いです。山によっては、標高を分けたものにプラスして、その登山道の難易度・かかる時間・休憩するポイントなどを考慮しているようです。きっちりと均等に分けられたものもあれば、中腹の展望の良い開けたところを8合目などと区切ってから、あとは適当に割り振ったような山もあります。昔からの習慣で、登山者の感覚的な区分から定着していったものが多いのでしょう。
「合」と言えば、身近なところではお米やお酒の容量を表すのに使いますね。この「合」が登山道の目安を示すようになった理由には諸説あるようです。
■富士山の○合目
もともと山の高さに「合」を用いるようになったのは富士山が最初だそうで、富士山を考えてみると色々見えてくるかもしれません。
富士山の5合目までは車で行くことができるので、登ったことがなくても5合目まで行った経験がある人も多いでしょう。そんな5合目は、標高2305m(吉田口登山道の場合)となっています。富士山の頂上が3776mなので、すでにその半分ではないことがよくわかりますね。しかも富士山にはいくつもの登山道があって、その登山道によって別個の「○合目」がそれぞれ存在しています。「新7合目」といった言い方をすることもあるため、登っていて混乱することがあるかもしれませんね。