学生が経営する学食がある!? 千葉商科大学の「レストラン BENI」 (1/2ページ)

学生の窓口

千葉商科大学のキャンパス内には学生が経営する食堂があります。これは大学が、学生に実学として起業のチャンスを提供し、在学中に経営を体験できるようにという学びへの支援の一環として行われています。現在、大学内の公募により出店許可を得た店舗が営業を行っています。今回は、全国的にもユニークなこの試みについて取材しました。

千葉商科大学では、起業する意欲のある学生の後押しをする面白い試みを行っています。学内の施設を提供し、そこで「学生ベンチャー食堂」を経営する学生を募集し、選考を通過した学生は店舗の出店権利を得ることができるのです。これは経営の知識とスキルを体験するための良いトレーニングになりますね。

『レストラン BENI』を経営する紅拓也さん(商経学商学科マーケティング4年生)にお話を伺いました。

――「学生ベンチャー食堂」に応募しようと思ったきっかけを教えてください。

紅さん 1年生の終わりぐらいの時期に学内で「学生ベンチャー食堂」の募集がありまして。それまで営業していたパスタ店が閉店するということで、次に入るお店を募集していました。卒業後は店を持ちたいという思いもあったことから、どのようなものか様子も見ていたので、それなら自分がやってみようと思い、応募したのがきっかけです。ダメ元でもありましたから、受かってとても驚きました(笑)。

――応募はどのように行ったのですか?

紅さん 事業計画書の提出が必要でした。「店のコンセプト」「メニューの販売価格」などを明記します。収支計画などの計算が大変でしたね。この事業計画書は毎年出さないといけません。今も提出しています。

●千葉商科大学によれば、紅さんの事業計画が評価されたのは次のようなポイントです。

・実務経験があり、かつ現在のアルバイト先からの運営ノウハウを取り込めるバックアップ体制が取られている。

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