住宅も3Dプリントする時代に!? 英国発のオープンソース型住居モデルは億単位の「住宅需要」に応えるか (1/2ページ)
source: http://www.wikihouse.cc/
適切な住居に居住する権利は、世界中の誰もが有する“基本的人権”のひとつ。
国際連合人間居住計画(UN-Habitat)では、2030年までに、世界全体の約4割にあたる30億人が住居を必要とし、この需要を満たすために、“1日あたり96,150戸”のペースで、建設を進めなければならないと予測している。
■ 3Dデータから「プリント」できる、オープンソースな住宅モデル
最低限のスキルと時間で、誰でも住居をつくりあげることができる建築キットが、『WikiHouse(ウィキハウス)』だ。
ウェブサイト上の三次元形状データを“プリントアウト”し、パーツを組み合わせるだけで、住居を“自作”することができる。

source: http://www.wikihouse.cc/
この画期的な住居モデルを設計・開発したのは、ロンドンの建築事務所『Architecture 00(アーキテクチャー00)』の若手デザイナーを中心とするグループ。
2011年の活動開始以来、一連の活動は、政府や非営利団体、民間企業を巻き込みながら、『WikiHouse Foundation(ウィキハウス財団)』によって支えられてきた。
高機能かつ低価格で、持続可能な住宅建築ソリューションをさらに進化させるべく、取り組んでいる。
■ わずか数日で、住居が完成!
『WikiHouse』が設計した三次元形状データは、オープンソースとして提供されているのが特徴だ。自由にダウンロードできるのみならず、グーグルの3Dモデリングソフトウェア『SketchUp』を使って、元データを編集し、住居の設計をカスタマイズすることもできる。
設計データが準備できたら、レーザーカッター(レーザー加工機)を使って、木材から梁や壁板などを切断。