薬物譲渡したキーマン・野村貴仁に徹底密着インタビュー(3)清原容疑者には2回やめる機会があった (1/2ページ)

アサ芸プラス

薬物譲渡したキーマン・野村貴仁に徹底密着インタビュー(3)清原容疑者には2回やめる機会があった

 酒の勢いか、当時の怒りか野村氏は語気を荒らげる。

「そのあと、別のクラブに移動したんやけど、エレベーターの中でも『こんな所でそんなことしたらアカンですよ』と、注意するほどのことしとったわ。ホンマ勘弁してほしかったわ。後日わかったことやが、その日はXちゃんと“初めての日”やったそうや。清原が『後ろの方から指を入れられるのが気持ちええんや』と言うとったって、他の選手がXちゃんから聞いたらしいわ」

 ところで、快楽に溺れた清原容疑者は警察にマークされ続けていた。オリックスに移籍した06年、この年の10月に野村氏が覚醒剤取締法違反の罪で逮捕されたが、

「逮捕10日で起訴されたのに、45日間も留置場で勾留されたんや。その間の取り調べは清原に関する内容が大半やった。捜査員から4~5人の名前が載ったリストを見せられて『知ってる名前はあるか?』と言われた。全員、清原と関係があるシャブの前科持ちらしい。せやけど、ホンマに知らんから答えんかったし、調書の判も押さんかった」

 判決が出てから2カ月後、突然、清原容疑者から電話がかかってきたという。

「俺が清原のことを警察にしゃべってないか探りたかったんや。『しゃべってへん』と答えると、か細い声で『そうですか、すんません』と言ってきおった」

 だがその後、野村氏を激怒させる事態が勃発した。当時を思い出して興奮したのか、野村氏は酒とタバコの勢いが止まらない。

「清原の子分みたいなヤツから脅しの電話がかかってきたんや。『よけいなことはしゃべるな』と。そんな連中の力を借りなくとも、先輩である清原本人が『お前、なんやコラ!』と言えばわかりますし、失礼があったら謝りますよ。後日、再度、清原本人から連絡があった時、あまりにも偉そうに言うから『あそことられるぞ、コラ!言いたいことあるなら直接来いや!』と言い返したんや」

 その時、無言で電話を切った清原容疑者は、すでに忍び寄る警察の足音に脅えていたようだった。

「翌日以降、春キャンプの打撃練習で、ボールがまったく飛ばなかった。

「薬物譲渡したキーマン・野村貴仁に徹底密着インタビュー(3)清原容疑者には2回やめる機会があった」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 3/3号野村貴仁清原和博エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧