~働く女性の「花粉症事情」を調査~ 目が小さくなり、アイメイクにも異変・・・ 花粉シーズン、女子の「見た目力」は4割減に! (5/6ページ)
■花粉対策用の目薬は、<防腐剤無添加>の<人工涙液>を
花粉飛散の約2週間前から、抗アレルギー点眼薬を使用し始めることで、症状があらわれる時期を遅らせる、症状を軽くする、症状が出る期間を短くするなどの効果が期待できます。
また、実際に花粉シーズンがスタートしたら、目の表面になるべく花粉が触れないようにし、もし付着した場合は適切に洗い流してあげることが大切です。その際には、目を傷つけることのないよう、<防腐剤無添加>かつ<人工涙液>タイプの目薬を使用するようにしましょう。花粉対策用の抗ヒスタミン薬などについても、こうした目薬でまず花粉を洗い流した上で使用すると、より効果的と言えます。
<人工涙液>とは、自然の涙液に近い成分になるように作られた点眼薬のことです。花粉シーズンには、目のかゆみが気になって、つい1日に何度も目薬をさしてしまうという方が多いですが、点眼回数が多すぎると、 目を守るために必要な涙の成分を洗い流してしまい、ドライアイの要因になる場合があります。パッケージ等に記載のある1日の点眼回数を守って使用すること が大前提ですが、回数が多い方は特に、この<人工涙液>の目薬を選ぶことをおすすめします。また、一般的な目薬には防腐剤が入っており、さし過ぎると角膜を傷つけてしまう場合があるため、「防腐剤」の有無をチェックすることも重要です。
■眼科医が教える、花粉対策の落とし穴
なお、目薬については使用期限にも注意が必要です。目薬には使用期限が書いてありますが、食品と同じで開封後は保存がきかなくなります。一度開封したらなるべく早く買い替えるようにしましょう。花粉の時期も、シーズンを通じて同じ目薬を使い続けるのではなく、意識的に交換することが重要です。
また、花粉を洗い流す上で、市販のカップ型洗眼剤は、眼科医としてはあまりおすすめできません。こうした洗眼剤は目を保護している成分を洗い流し、目が傷つきやすくなる原因になり得ます。また、まつ毛やまぶたに付着した細菌や花粉が液体を通じて目の表面に付着し、かえって逆効果になる場合もあり、注意が必要です。
▼専門家プロフィール
眼科医 稲毛佐知子(いなげさちこ)
いなげ眼科院長。