公務員は残業代全支給……ではない!? 公務員の残業の実態 (1/2ページ)

フレッシャーズ

不況下でも安定した職業として人気の公務員。残業代もしっかり支払われて同じ年代の社会人に比べたら年収も高いらしい、などと思っていませんか? 実は、公務員の残業代がすべて出るというのは都市伝説。国家公務員と地方公務員、それぞれの残業代の実態を調べてみました。

■公務員の残業代ってどうなっているの?

福利厚生などが充実し、安定している職業として人気の公務員ですが、どの職場もほとんど残業がなく定時で帰ることができるというわけではりません。勤務先によってはかなりの激務も覚悟しなければならないことも。公務員の残業代は税金から出ているのは周知の事実。そのため、公務員の給与というものはあらかじめ予算が決められており、残業代も例外ではありません。職種によって残業代の代わりに各種手当が支払われる場合もあるため一概には言えませんが、地方公務員であれば課によってその年の残業代の予算があり、その範囲内の残業代しか出せない決まりになっています。この予算を決めるには議会の承認が必要です。残業代の仕組みは国家公務員と地方公務員でも大きく異なります。

■国家公務員の場合の残業代は?

国家公務員の中でも中央省庁勤務の国家公務員は残業が多く、毎日深夜まで残業ということは珍しくありません。特に予算案作成の時期は連日徹夜も当たり前。しかし、国家公務員は残業をしても残業代が支払われない仕組みになっています。民間のビジネスマンであれば労働基準法が適用されますが、国家公務員は労働基準法が適用されないということが法律で定められているためです。国家公務員の給与はあらかじめ残業代も含めて決められています。すべてが予算内で支払われているため、全く残業代が出ないわけではありませんが、民間企業で言えばサービス残業という状態が一般的。

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