「カップめんの秘密」ハマる食べ方からブームの変遷まで!! (2/5ページ)
実はこれが日本初のカレー味カップめんで、定番人気の『カップヌードルカレー味』はエースコックの2か月後に発売。「『カレーヌードル』は現在でも東北地方限定で販売されていて、東北出身者にとっては王者の日清ではなく、エースコックがカレー味の定番。『カップヌードルカレー味』よりルーにトロみがあり、密かな人気商品です」(前出.本橋氏)
ちなみに、『カップヌードル』のような“トール形”といわれる容器は、下から上に向けて広がるコップ型だが、中身は円筒形をしており、容器の中で宙に浮いた状態で入っている。「これには理由があって、1つはめんを容器にしっかり収め、輸送中に暴れて壊れるのを防ぐため。そして、容器下部に空間を作ることで、注いだお湯が対流現象を起こし、めんを均一に湯戻しすることにも役立っています」(前同) おいしさの秘密は、その容器にもあったのだ。
お湯の戻し時間は3分のものが多いが、この待ち時間は、人間の食欲を刺激するのにもベストなようだ。「過去に1分で食べられる『クイックワン』という商品がありましたが、“早すぎる”“すぐ伸びる”などの理由で人気が出ず、早々に姿を消しました」(食品コンサルタント) この戻し時間については、容器に書かれている時間が最適と思われてきたが、商品によっては、それだけではない場合もある。「昨年冬、お笑い芸人のマキタスポーツ(46)が『10分どん兵衛』を提唱し、話題になりました。これは、その名の通り、日清の『どん兵衛うどん』を“10分待ってから食べる”もの。めんのコシは多少失われるものの、生めんのように滑らかな食感を実現することができるんです」(本橋氏)
その反響の大きさに、日清食品も、この“10分どん兵衛”を公式な食べ方として認めるまでになった。「10分どん兵衛の、滑らかモチモチのめんは未体験の食感で、官能的とも言える美味さ。ただ10分も待つとツユがぬるくなるので、なるべく沸騰したてのお湯を使うか、別容器に入れてレンジでチンすると、より良いでしょう」(前同)
なんと、カップめんをレンチンするとは仰天だが、実は、この食べ方、カップめん好きの間では密かに流行っているという。「作り方は簡単です。戻し時間3分なら、カップめんにお湯を注いで1分半待ち、さらに電子レンジで1分半温めます。