「カップめんの秘密」ハマる食べ方からブームの変遷まで!! (3/5ページ)
カップめんは、戻している間にお湯の温度が下がって、めんの戻りにムラができるんですが、この方法なら高温が保てて、均一に湯戻しできるため、理想的なめんが出来上がるんです」(同)
注意すべきは容器だ。「紙製の場合は電子レンジの温度に耐えられますが、ポリスチレン製の場合は変形してしまうので、耐熱容器に移してから作るといいでしょう」(同) ひと手間かけるだけで、びっくりするほどおいしくなる。ぜひお試しを! と、“10分どん兵衛”や“レンチン”の流行を見ても分かるように、カップめんの主役はやはり、めん。「現在の主流は、茹でためんを油で揚げて乾燥させた、フライめん。めんの戻りが良いのが特徴ですが、やはり、生めんのモチモチ感は失われてしまいます。そこで76年に当時のカネボウ食品が出したのが、ノンフライめんを使った『ノンフライたんめん』。ノンフライめんとは、茹でためんを高温の熱風で乾燥させたもので、油を使わない点が画期的。生めんのような食感も味わえるんです」(同)
だが、湯戻し時間がフライめんより長くかかるうえ、戻り方にもムラがあり、今ひとつブレイクを果たせなかった。「これに風穴を開けたのがマルちゃんの袋めん『正麺』。従来のノンフライめんが、茹でめんを乾燥させていたのに対し、生めんを乾燥させることで“生めん食感”を実現しました。マルちゃんは、この製法で特許も取得しています」 そして、その製法を元に昨年の10月、満を持して投じたのが『正麺カップ』。こちらは茹でめんを乾燥させたノンフライめんだが、食感は袋の『正麺』と同様。爆発的なヒットとなり、瞬間的ではあるが、王者である日清食品のシェアを抜いてしまった。「まさに革命的なカップめんでした。これに慌てた日清がすかさず『ラ王カップ』を出し、ノンフライめんジャンルでは今、熱いバトルが起こっています。担々めんなど味のバリエーションも増え、ファンにはうれしい状況です」(同)
さて、ラーメンに負けないぐらいファンが多いのがうどん、そばだろう。やはり日本人はダシにこだわるためか、「日清食品は東日本と西日本で味を変えています。その境界線は岐阜県関ヶ原にあり、そこより東は鰹が、西は昆布が効いた味つけになっています。