「カップめんの秘密」ハマる食べ方からブームの変遷まで!! (1/5ページ)
お湯を注げば、即完成。男の小腹を満たす、お手軽グルメ。永遠の定番から新潮流まで人気の裏側に迫る!
昼食に夜食に、つい手が伸びるカップめん。もはや国民食とも言えるが、いったい、どれだけ食べられているか、ご存じだろうか?「平成26年度のデータでは、なんと日本で作られるカップめんの総数は35億1030万食。国民1人あたりにすると、年間で27.8食、13.1日に1回は食べている計算です」(グルメ誌編集者)
都道府県別の消費ランキングを見ると、1位が山形県で年間2256円、2位が熊本県で1955円、3位が秋田県で1791円。その理由について、『立ち食いそば図鑑』の著書もある、めん文化に詳しいライターの本橋隆司氏はこう語る。「山形はもともと蕎麦の一大産地ということもあって、めん類がよく食べられていたんです。また、雪の多い地域も多く、冬の常備食としてよく食べられているのが、理由ですね」 寒い冬に、あったかいカップめん! そりゃ、ズルズルいっちゃうでしょう。
そうかと思えば、地球の反対側でも、日本のカップめんは大フィーバー。「メキシコでは東洋水産の『マルちゃん』のカップラーメンが大人気で、シェアは8割。さらに、メキシコの新聞が、審議を早々と打ち切った議会を“議会がマルちゃんした”と報じるなど、もはや“早い”を意味する言葉としても使われるほどです」(全国紙外信部記者) ちなみに、現地の人々は、サルサソースやチリソースをかけ、ライムを絞って食べたり、スープを捨てて焼きそばのようにして食べたりと、オリジナルのアレンジを楽しんでいるという。
そんなカップめんの元祖といえば、ご存じ、日清食品の『カップヌードル』。「誕生のきっかけは日本ではなく、米国・ロサンゼルスでのこと。当時、社長だった故・安藤百福氏が『チキンラーメン』を売り込むため、彼の地を訪れたんですが、丼を持たないアメリカ人は、紙コップで『チキンラーメン』を作ってフォークで試食し始めた。安藤氏はその光景を見て、カップに入れたラーメンを思いついたそうです」(前出のグルメ誌編集者)
苦心の末に開発に成功し、『カップヌードル』が発売されたのは1971年である。以降、様々なメーカーが参入し、73年3月にはエースコックが『カレーヌードル』を発売。