足と靴専門の理学療法士に聞いた! 長時間歩いても足の小指が痛くならない方法 (2/3ページ)
もし、長時間歩くことが事前に分かっているなら、スポーツ用品店で売っている、競技者向けの皮ふの摩擦を抑えるため素足に塗るクリームを買ってください。事前に塗っておくと有効でしょう」と三浦さん。
足に塗るクリームとは、通勤時でも便利に使えそうです。さらに三浦さんは、女性のつま先事情について気になる指摘をします。
「特に女性に多い症状なのですが、つま先立ちがうまくできない人は足の小指を痛めやすい傾向にあります。足首が不安定で靴の中で足が動きやすく、パンプスを履くと靴ごと足がぐらつきやすくなるからです」
街でハイヒールを履いて足をぐきっとひねっている女性を見かけることがあります。
「そういう人は、日常生活の中で、例えば、歯磨きやキッチンで洗い物をしているとき、テレビを見ながらなどに、『つま先立ちになって5~10秒ほどキープする』ことを1日に10回ほど繰り返しましょう。すると、足の指で踏ん張る力、また、ふくらはぎや骨盤まわりの筋肉が鍛えられて足の動きが安定し、指を痛めにくくなります」と三浦さん。
さらに、足の小指の痛みの原因について意外な盲点も指摘します。
「見落としがちなのが、靴下やストッキングの縫い目です。つま先の縫い目が足の指の上にかぶさる状態で靴を履いていると、指がダメージを受けやすくなります。靴を履くときに、縫い目が足の指の下にくるように注意してください」(三浦さん)
靴下の縫い目とは……これもまた、気にしたことはありませんでした。
■靴底にソールを貼るか足先インソールで応急対処
では、足の小指が痛み出して今すぐ対処したいときはどうすればいいでしょうか。
「緊急で痛みを和らげたい場合は、無理をして歩かずに、靴のリペアショップに駆け込んで、靴底の前半部分にソールを貼り付けてもらってください。すると、靴の前半部分に厚みができ、履いたときに高さが出るので、靴の中で足が前のめりになるのを抑え、幾分か足がすれるのを緩和してくれます。