男も勝てません! 日本史上の女傑7選! (1/2ページ)

学生の窓口

『広辞苑』によれば「女傑」とは「女子で傑出した者。男まさりの女丈夫」となっています(第六版:P.1410より引用)。日本史を振り返ってみますと、時にきらりと光る女傑が登場します。今回は、並の男性では太刀打ちできそうにない日本史上の女傑をピックアップしてご紹介します。

●肝っ玉母さん! 神功皇后

第14代天皇・仲哀天皇の奥さんですが、この方は気合の入った女性でした。『日本書紀』によれば仲哀天皇の熊襲(くまそ)征伐に同道していますし、仲哀天皇が亡くなった後には熊襲征伐に成功。その後、身重の体なのに朝鮮半島に三韓征伐に赴きます。玄界灘を渡ってまず新羅を攻め、新羅・高句麗・百済を屈服させたとされています。渡海の際には石をおなかに当ててさらしを巻き、出産を遅らせたそうです。

●蓄財の鬼! 日野富子

日野富子は「日本史上の三悪女」の一人に挙げられます。室町幕府の8代将軍・足利義政の正妻ですが、自分の息子・義尚を9代将軍の地位に就けるため画策し、これが武士団の対立を生み応仁の乱につながりました。京に7カ所の関所を設けて税を徴収し、また金貸しをするなどして莫大な富を手に入れました。その総額は現在の価値で70億円に達するといわれます。希代の女傑であったことは確かです。

●美貌の戦士! 巴御前

源平の戦いに登場する源義仲(木曽義仲)に仕えた女武者ですが、その実像はよく分かっていません。架空の人物という説もありますが、美貌を備えた非常に強い女性だったとされます。『平家物語』によると、宇治川の戦いに敗れて逃げる義仲に付き従い、その際左右から襲ってきた武士の頭を抱えて締め、その頭をもいだそうです。怪力もすごい一騎当千の強者(つわもの)と描写されています。

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