目指せ甲子園!球児たちの青春を描いたおすすめ野球漫画ランキング (2/7ページ)
失意のうちに公立高校へ進学した清作の前に現れたのは、清作をも圧倒する力を持つ2年生4番バッターの弐織敏。清作は新しく見つけた輝くような目標に向かって再始動。やがて野球におけるチームメイトの大切さにも気づき、清作は人間的にも大きく成長していきます。
「高校生が言ってるんですよね?」と突っ込みたくなるほど華麗なセリフ回しが特徴の本作。絵に迫力があり試合シーンも見ごたえアリです。余計な恋愛ストーリーを挟まず、とにかく野球に対する情熱が溢れています。中学時代を描いた登場シーンでは嫌なやつにしか見えない清作が、周りに目を向けるようになってからは一皮剥けて好感のもてるキャラクターになります。清作は真剣なのに笑えるシーンがちらほらとあってそれがいい息抜きになります。清作が目標とする弐織以外にも之路や柊などの個性を持ったキャラクターが勢ぞろい。いい意味で古き良きスポ根の精神ががっつり味わえる作品です。
作者:細川 雅巳
出版社:秋田書店
掲載誌:週刊少年チャンピオン
■第8位:【ROOKIES】森田まさのり
熱血教師の川藤は不祥事により退職してから、二子玉川学園へと呼び寄せられます。校長が企むのは同じく不祥事を起こした不良の巣窟である野球部の面々を暴力によってねじ伏せて廃部に追い込むことだったのです。安仁屋をはじめとする野球部の不良たちの反発は半端ではありませんが、やがて川藤の熱意に押されるように野球に熱中していくようになります。怒りを抑え野球に打ち込む不良球児たちが甲子園を目指す風変りな青春ストーリーです。
市原隼人主演でドラマ化された「ROOKIES」。不良たちは不良のままなんですが、全員が川藤により大事なものを取り戻していきます。川藤が赴任して早々に甲子園を諦め退学届を出した小林の、野球部だけは守りたかったという思いを吐露するエピソードはいきなりの感動シーンです。何より感動するのは部に戻った最後の1人、新庄がようやく心を開くシーン。少し情けないようにみえて実は人情に厚く力強い川藤が身体ごとぶつかっていくからこそ、少年たちも自分と向き合えるんです。それぞれが悩みを抱え、純粋な部分を多く持った不良たちと熱血教師との熱いバトルが何よりの見どころ。