医学博士が語る!季節の変わり目に注意したい赤ちゃんの病気とは? (2/3ページ)
その時に起こる現象として鳥肌が立ったり、震えたりすることで体温を上げようとします。
赤ちゃんはこの体温調節中枢がまだまだ未発達です。体温調節中枢は成長とともに発達して行きます。2歳くらいまでは上手く調節できないとされていますので、やはり急激な気温の変化に体がついていけない、ということも十分に考えられます。
大人が暖かく感じていたとしても赤ちゃんは寒く感じていたり、その逆の場合も考えられます。ですから常に赤ちゃんに触れてあげて体が冷えていないか、熱すぎはしないかなどをチェックしてあげる必要があります。
体温調節が上手く行かないと、ウイルスや菌の侵入を容易にしてしまいますし、更に赤ちゃんは、免疫系も未発達です。ですから風邪をひきやすかったり、熱を出しやすくなってしまうということがあるので、注意が必要です。
■季節の変わり目に注意したい「病気と対策」
そこで、季節の移り変わり目(冬~春)の時期に注意したい、赤ちゃんの病気とその対策について紹介します。
冬から春にかけて暖かくなるため、病気は少なくなると考えてしまう方も少なくありません。しかし、冬から春に掛けては朝晩の寒暖差が大きいために、赤ちゃんにとっては非常に負担となってしまいます。ですから、室温はある程度一定に保つ必要性があります。
更に、この時期に気を付けなくてはならないのが“インフルエンザ”と“ロタウイルス”です。
まず“インフルエンザ”は、当然一年中気を付けなくてはならない病気ですが、この時期は特に全国的に流行してしまいますので、注意が必要です。大人でもインフルエンザは大変な思いをするのに、赤ちゃんにとっては非常に大きな負担となってしまいます。
特に、高熱が出てしまうので、解熱させてあげたいという気持ちになりますが、種類によっては“インフルエンザ脳症”を引き起こしてしまう可能性もありますので、自己判断はせずにきちんとクリニックに行くようにしましょう。またインフルエンザを予防するためにはワクチン接種も念頭に置いておいてください。
もう1つの“ロタウイルス”は、生後六か月くらいからかかってしまうようなもので、嘔吐や下痢を引き起こしてしまうウイルスです。