PVはもう古い!メディアの新指標は「記事の読了率と閲覧時間」 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

では、これらの数値をどう活用すればいいのでしょうか?

■2つの指標を見れば良い記事が分かる!

冒頭で例に挙げた釣りタイトルのメディアは、見た目のインパクトだけで多くのPVを生み出してきました。しかし、こうした記事の読了率はとても低くなるそうです。

「釣りタイトルの記事は中身が薄く、読者は読み飛ばします。そのためサイトのファンを生み出すことができず、どんどん人が離れていってしまうんです」

そのため、一時期は大量にあった釣りタイトルもいまでは減少傾向にあるとのこと。ユーザーを煽るだけの記事は、PVのためにサイトの寿命を縮めてしまう劇薬なのでしょう。

では、良質な記事とはどのような記事なのでしょうか?

「基本的に、読了率が高くなると閲読時間は減少します。逆もまた然りです。でも、いいメディアは閲読時間が高くなっても読了率は落ちません」

たとえばニュースサイトは記事が短いので、読了率は高いが閲読時間が短くなります。これは極端な例ですが、多くのメディアでこの関係が成り立ちます。

しかし、情報が詰まった記事は読み飛ばされることがなくじっくり最後まで読まれるので、読了率と閲読時間の両方が高くなるそうです。

では、どうしたら質の高い記事を生み出すことができるのでしょうか? そのヒントを向井さんが提供してくれました。

■そのメディアが伝えたいことは何なのか

いちばん大切なのは単に読了率や閲読時間を改善することではなく、どんな情報を、誰に、どのようにして伝えるかということです。

「2つの指標をどう利用して、目標に向かって舵を取るのがWeb編集者の仕事ではないでしょうか?」

単に数字を伸ばすのではなく、メディアとして伝えたいことを多くの方に発信するためのツールとしてさまざまな指標は存在しています。ただPVを伸ばすためだけの記事は、メディアの本質とはズレているんです。

「読了率」と「閲読時間」。2つの指標を使って自分たちのメディアを分析し、ライターと協力していいメディアを作っていくことが大切なんです。

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