PVはもう古い!メディアの新指標は「記事の読了率と閲覧時間」 (1/3ページ)

Suzie(スージー)

PVはもう古い!メディアの新指標は「記事の読了率と閲覧時間」

SNSやキュレーションサイトで紹介されている人気の記事をタップする……。

いまではすっかり見慣れた光景になりました。でも、こんな疑問を持ったことはないでしょうか?

「どうしてこの記事が人気なのかわからない!」

タイトルだけ見れば自分の興味があるテーマなのに、内容はスカスカ。最後まで読んだのに得るものがなく、時間を無駄にしたなんて経験をした方も少なくないでしょう。

なぜ、こんなことが頻繁に起こってしまうのでしょうか?

原因はメディアが利用している指標にあります。サイトがある記事を「人気記事」として紹介する際に、最も重要視されているのはPV(閲覧数)。

しかしPVとは、単にディスプレイに記事が表示された回数を表す数字でしかありません。PVだけ見ても、記事の質はわからないのです。

そのため「釣りタイトル」のような、PVは稼げるけれど内容は薄い記事が人気記事として紹介され、読者をがっかりさせてしまうのです。

こういう経験をした方がメディアを離れてしまうことを考えると、これはメディアに関わる人間にとっても見過ごせない問題です。

「この問題を解決できる新たな指標がある」

そう話すのは、多くのメディアに新たな指標を提供しているpopIn株式会社の向井雄一さん。

向井さんが提唱する「PVを超えた新たな指標」とはなんなのでしょう? 早速お話を伺ってきました。

■メディアの新指標「読了率と閲読時間」

最初に書いたとおり、PVでは記事の質をはかることができません。そこで導入されたのが「読了率」と「閲読時間」という指標。

読了率は、メディアの本文がどれだけユーザーに読まれたかを表す指標です。この数値が高いほど、記事は最初から最後までしっかり読まれていることになります。

閲読時間は、ユーザーがどれだけの時間記事を読んでいるかを表す指標。記事がどれだけじっくりと読まれているか、読み飛ばされていないかがわかります。

人が一分間に読むことのできる平均文字数、1秒10文字を基準として算出しているのだとか。

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