「暴力をふるわれている」児相に自ら保護を求めるも、拒否された男子児童が自殺… (1/2ページ)
報道各社によると、神奈川県相模原市の中学校に通っていた1年生の男子生徒が、両親から虐待を受けおり、児童相談所に自らの保護を求めていたにも関わらず、児相はこれを見送り。今年2月に男子生徒が自殺していたことが明らかになった。
2013年11月に男子生徒の顔が腫れているなどとして、当時通っていた小学校の教師を通じて市の担当課から通報受けた。児相は経過を観察していたが、2014年5月の深夜、男子生徒がコンビニエンスストアに「親に暴力をふるわれた」と逃げ込み、警察が保護。
児相はこれ以降、“虐待事案”として認定し、両親と生徒へ直接指導を続けていた。男子生徒は児相職員に「暴力をふるわれるので家にいたくない」「児童養護施設に行きたい」などと度々訴えていたが、児相は保護を見送っていたという。
そんななか、2014年10月「男子生徒が父親から暴力を受けた」と児相に連絡が入る。男子生徒はその翌月に親戚宅で首吊り自殺を図り、意識不明の重体。病院で手当てを受けていたが、重度心身障害に陥ってしまった。その後、2015年6月に児相に入所したが容態が悪化。今年2月に死亡していたという。
相模原児童相談所の鳥谷明所長は、22日の記者会見で、「関係改善がみられたので、職権保護をしなければならないような急迫した状況ではなかった。対応は間違っていなかった」「一人のお子さんの命が失われたことは大変深く重く受け止めている」と説明している。
今後、児童相談所は市の審議会に対応が適切だったかどうか意見を求めるという。