【最強】伝書鳩すげええええ! 紀元前から20世紀まで現役で活動 / 伝達成功率は95% (2/4ページ)

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・撃ち落とすためのショットガンまで配備
伝書鳩はやがて、戦場での連絡にも使われるようになります。空には人間の手は届きませんから、人間がこっそり伝令をするよりも安全だと考えられたのです。「敵の伝令を捕まえて情報を引き出す」というのは、戦争をテーマにした創作作品の中でもお馴染みですものね。

・伝達成功率は95%
19世紀の普仏戦争では、パリがプロイセン軍に包囲された際、パリ市民たちは熱気球を使って一度鳩を外に運び出し、他の国々に状況を伝えたとか。第一次世界大戦でも、伝書鳩は盛んに使われました。各国で数十万単位の鳩が飼われており、伝達成功率は95%にも登っていたそうです。

・鳩を襲わせるために鷹を放つ
しかし、対策もいくつか出てきていました。伝書鳩を撃ち落とすためのショットガンが配備されたり、鳩を襲わせるために鷹を放ったり、情報戦(物理)も行われていたといいます。現代でいえば、電話線や海底ケーブルの切断のようなものでしょうか。

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・人間にも鳩にも多くの犠牲
第二次世界大戦の頃には、鳩を通信手段以外にも使おうという動きが出ていました。イギリス議会では、「鳩に、文書ではなく爆薬や生物兵器を持たせたらどうか」なんて案が出たこともあります。否決されたので実現に至らなかったのは幸いでしたが、実際に使われていたら人間にも鳩にも多くの犠牲が出たことでしょう。まあ、当時はどこの国も動物兵器を使ったり考えたりしていましたからね……。

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