ただの咳や熱じゃない!「クループ症候群」のサインは音でわかる? (2/3ページ)
■注意したい「パラインフルエンザウイルス」による感染症
通常、大人の場合は、風邪を引くと鼻水や鼻づまり、くしゃみ、発熱、倦怠感などの基本的な症状が出てきます。
これを総称して“風邪症候群”と言いますが、風邪症候群を引き起こす原因の大半はウイルスです。
人間には“終生免疫”と言って、一度かかったウイルスに対して抗体が出来上がるために、基本的には同じウイルスで症状を引き起こすことは少ないのです。
しかし、なぜ1年間に何回も風邪を引いてしまうことがあるのか? それは単純で、ウイルスの種類が違うものに感染していたり、同じ種類のウイルスであっても、形が異なっているためにそのウイルスに対する抗体が出来上がっていないからなのです。
分かりやすいものをあげるとインフルエンザ。
ひとくくりにインフルエンザであってもA型・B型と言ったように、種類が異なれば短期間で再び感染してしまうということが十分に考えられます。
もちろん、赤ちゃんにはそのような免疫がまだまだ未発達で、様々な抗体を作り出すように体が頑張っているため、すぐに熱を出してしまうということが考えられます。
ここで注意したいのが“パラインフルエンザウイルス”による感染症です。
最初は風邪と似たような症状を引き起こすので、風邪かなと思っていたら、突然に咽頭周囲の腫れによる“犬の遠吠え”のような咳をしてしまうことがあります。同時に声がかれてしまったり、息を吸うときにぜいぜいしたり、時には呼吸困難を引き起こしてしまう可能性があるものです。
普段の風邪とは違う症状が出てくるので、びっくりしてしまうママも少なくありません。
■「クループ症候群」の特徴的な音のサイン
前述したように、最初は風邪と同じような症状が出てきます。
しかし喉が腫れてしまう、すなわち咽頭炎が引き起こされているという状態ですので、急激な発熱が確認されます。時に38℃を超えるような高熱が出てきますので、体温は常にチェックしておくようにしましょう。
それと同時にほどなくして“クループ症候群”に特徴的な咳が出てきます。