管理職は残業代が出ないってホント?! 役職手当と残業代の関係とは (1/2ページ)

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「管理職だから残業が出ない」、「課長に昇進したけど、管理職になって残業代がつかなくなくなったので実際には給料が下がった」、そんな話をよく耳にします。でも、管理職だからといって、必ずしも残業代が出なくなるわけではありません。同じ管理職でも、「残業代を支払われるべき管理職」と、「その必要のない管理職」とがあるのです。どういうことなのでしょうか? これから説明していきます。

■管理職は残業代が出ないの?

残業代について考える上では、同じ管理職でも、「残業代を支払われるべき管理職」と、「その必要のない管理職」との2種類があります。残業代を払う必要のない管理職とみなされるには、経営者と同等である、あるいはそれに準じる立場であること、その地位にふさわしい待遇を受けているかどうかなどが必要条件と考えられています。ちなみに「管理職としてふさわしい待遇」とは、一般的に、年収で700万円~800万円程度をもらっているようなケースです。一般社員とそれほど変わらない待遇であれば、課長、部長などの役職がついても、「残業代を払う必要のない管理職」とはみなされません。ただ、実態としては、役職が付く=管理職、役職手当てがつくが、かわりに残業代はなし、という会社は少なくないようです。

■「名ばかり管理職」って?

「名ばかり管理職」という言葉もよく聞きますよね。労働基準法に、「管理監督者に対しては残業代を支払う必要がない」という法律は確かにあります。
しかし、これを拡大解釈して、実質的には労働者である規模の小さい店舗の店長などに長時間残業をさせた上、残業代を払わないケースがあり、裁判にもなりました。そのような処遇をしていた企業に対して、残業代を払わないことは不当であるという判決が裁判所でも出されています。

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