初主演ドラマ「幸福不二家」〜台灣の家族に出会った その2〜 (2/3ページ)

fumufumu

この期間通称《8點擋》(バディエンダン)と呼ばれる週一ではなく月曜から金曜日8時からの1時間のドラマを撮影中だった北安先生。 それだけでも忙しいのに、さらに舞台の稽古との掛け持ちで寝る時間もないくらいの状況の中、初主演で中国語にハンデのある私のためにわざわざ時間をさいて、稽古してくださいました。 劇中では、私演じる松坂七海が、北安先生演じる江一郎の作る料理に一目惚れして、「私の料理人になって!」と声をかけ、そこからひょんなきっかけで、親子と偽ることになったのですが、いつもお店でもそれ以外の場所でもお父さん、お父さんと呼んで、一郎がそのうち七海の本当の父親のようにいい理解者であり、支えてくれる存在になる、といった話なのです。 実際の北安先生も、熱心で、頼り甲斐があって、優しくて、実際に私の父と同い年ということもあって撮影期間中は撮影以外の時でも、お父さんお父さんとよばせていただいていました。 撮影が始まってからも、ロケ場所が遠い時に一緒に車に乗せて送ってくれたり、その間お芝居のことで相談に乗ってもらったり、本当に暖かくて、今では七海にとっての一郎と同じように台灣のお父さんのような存在です。

お母さん役の嘉千(ジャーチエン)姉さんは、ドラマの中でお母さんと呼ばせてもらうには申し訳ないくらい若々しくて、素敵なお姉さんです。「化粧好きじゃないのよ」と、他の女優さんとはちがってメイクはむしろなくていいと豪語していたサバサバ系男前なお姉さん。 かと思えば、友達の誕生日プレゼントに、「なんでも買える人だから買えないものをと思って」と、さらっと現場の待ち時間に毛糸と棒をとりだし、ささっとあっという間にマフラーを完成させて、お兄さん役のボビー兄さんから、「俺もほしい!」と言われていた腕の持ち主。

劇中では、気が強くてもともと仕事がバリバリできる経営キャリアウーマンが、親友に裏切られ、職を失って、新しい仕事を探している時に、ちょうどひょんなことから「松坂家」は偽物の日本人家族ということを知って、自分も松坂母として加わり、お店では、良妻賢母の日本人妻を演じるという役を演じているのですが、コメディエンヌとしても、魅力を燦々と放っていて、現場でもいるだけで、現場が明るくなるみんなの元気の素!太陽のような方です。

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