世界で最も幸福な国はコロンビアに!なぜ日本人は幸福度が低い? (1/2ページ)
「世界幸福報告書2016」が発表されました。
3月20日は、国連によって「世界幸福デー」とされています。しかし、国によって情勢も経済状況も文化も違うもの。同じ国内でも、人それぞれ価値観によって幸せの基準は異なりますよね。
そんななか、「国民の幸福度」はどのように測っているのでしょうか? どの国が上位で、どんなことに国民は幸福を感じているのでしょうか?
■幸福度1位はコロンビアで数値は85も
アメリカの世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとWorkdwide Independent Network of Market Researchの共同調査となる世界幸福度ランキングによると、今年のランキング1位はコロンビアだそうです。
続いて2位がフィジーとサウジアラビア、4位はアゼルバイジャン、5位はベトナムと続き、日本は28位となっています。
ちょっと意外な結果ですよね。いったい、どんなことを基準に順位がつけられているのでしょうか?
これは、「幸福を感じている人の比率」から「不幸を感じている人の比率」を引いた数字でランクづけされています。世界平均は56で、4も少ない日本は52です。
1位のコロンビアは、85と平均を圧倒的に上回っています。先進7カ国(G7)のなかで、世界平均を上回っているのは23位のカナダの60だけでした。こちらも意外な結果ですよね。
この世論調査では、各国の人々に以下のとてもシンプルな5段階評価のみ調査しています。
(5)とても幸せ
(4)幸せ
(3)どちらでもない
(2)不幸せ
(1)とても不幸せ
実際に個人が感じている幸福度が、そのまま結果に表れたことになります。
コロンビアの調査では、(5)か(4)を選んだ「幸せな人」が87%もいたそうです。対して、日本は9%となっています。
■幸福の国ブータンは国民の97%が幸せ
幸福の国として有名なブータンでは、政策で「国民総幸福量(GNH)」が測られています。