残業費ってどうやって算出するの? 正しい残業費の計算方法 (1/2ページ)

フレッシャーズ

残業代を請求したいけど、計算方法がわからない……もしそんなことになったら、とても損をすることになるかもしれません。今回は、ビジネスマンの常識として知っておきたい残業代の計算方法を紹介します。

■残業には2種類ある

一言で「残業」といっても、残業には「(法定)時間外労働」と「法定内残業」の2種類があります。「(法定)時間外労働」とは、「労働基準法に定められた労働時間」を超えて行われた残業のことを指します。「労働基準法に定められた労働時間」とは、原則として1日8時間、週40時間まで。「法定内残業」とは、会社が決めた所定労働時間を超えて働いたけれど、労働基準法で定められた労働時間の範囲内で行われた残業のことです。例えば、1日7時間で勤務している人が、2時間の残業をした場合、残業した時間のうち1時間は「法定内残業」、8時間を超えたもう1時間が「(法定)時間外労働」となります。「(法定)時間外労働」と「法定内残業」では、残業代の計算方法が違います。

■残業代の計算方法

では、残業代は実際にはどうやって計算するのでしょうか、その計算方法を見てみましょう。先ほどの例の1日7時間勤務の人が、2時間の残業をした場合、1時間の「法定内残業」については、

・残業の時間×(就業規則等で定める)1時間あたりの単価(時給)

として計算します。

もう1時間の「(法定)時間外労働」については、

・時間外労働の時間×1時間あたりの賃金(時給)×1.25(倍)

として計算します。

もし1か月の時間外労働が60時間を超えるような場合、60時間を超える部分については×1.5(倍)することになっているのですが、中小企業などでは、当面の間は、1.25倍で計算することになっています。

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