違法なサービス残業させられてない?! 派遣社員の残業の実態と残業を避ける方法 (1/2ページ)

派遣社員は定時で帰ることができるというイメージがありますが、実際には正社員と一緒に残業をしなければならないこともあるようです。サービス残業をさせられないためには派遣で働く場合の残業についての規定を正しく知っておく必要があります。
■派遣社員にもサービス残業が起こり得る
労働者が残業を行う場合、労働基準法でその時間に応じた割増を含む賃金を支払うことが規定されています。しかし企業によっては勤務時間を記録させないことなどによって正当な賃金を払わずに残業をさせるといったことがあります。これをサービス残業といいますが、正社員であろうと派遣社員であろうと違法行為です。しかし正社員が終業時間となっても仕事を続けている場合、同じ職場で働く派遣社員も帰ることができずに仕事を続けてしまうこともあります。この時に残業分の賃金が払われていない場合は立派なサービス残業です。また、残業時間を記録しながらも切り捨てが行われた結果サービス残業となっている場合もあります。
■残業ができる契約かどうかを確認しよう
では正式な残業について考えていきます。派遣社員が残業ができるかどうかは、自分自身が派遣元と結んでいる雇用契約に時間外労働に関する労使協定(36協定)が含まれているか、派遣元と派遣先の労働者派遣契約によって時間外労働についての契約がなされているかによって決まります。この両方を満たした契約がなされている場合は、派遣社員でも残業をする必要が出てきます。
■残業を回避するためには
契約に残業がない場合はもちろん契約を理由に残業を回避することが可能です。しかし時間外労働を含む契約が行われている場合には派遣先の業務命令によって残業を行う義務が発生します。この場合に残業を回避するには、やむを得ない理由を挙げるしかありません。派遣社員だから残業がないという認識は間違いです。