紀元前4世紀の哲学者ソクラテスが教える「お金との最適な距離」 (3/3ページ)

Suzie(スージー)

そう主張するソクラテスは、自分が考える「いい使い方」とは、大切な人のために使ったり、立派で美しいことのために使ったりする、そういうお金の使い方だといいます。

そういう使い方ができない人は、いくらお金を持っていても不幸せだというのです。

なぜなら、友だちや恋人よりもお金のことを気にかけるような人は、決して「幸せ」ではないはずだから。

ここでは簡略化していますが、実際のサトルとソクラテスとの対話は、まるで禅問答のよう。つまりは堂々巡りの連続であるわけですが、だからこそ最終的には“真理”へとつながっていくことになるわけです。

ソクラテスをホームレスのようなキャラクターに設定しているなど、見方によってはかなり強引な部分もありますが、そこが本書のおもしろさだともいえそうです。

(文/作家、書評家・印南敦史)

【参考】

藤田大雪(2016)『ソクラテスに聞いてみた 人生を自分のものにするための5つの対話』日本実業出版社

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