実は「朝食抜くと余計なカロリーを摂取してしまう説」は嘘だった (1/2ページ)
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朝食
「一日のなかでもっとも大切な食事は朝食」という話はよく聞きます。
でも、これには明確な根拠がないという説が登場しました。
朝食抜きは肥満につながるともいわれていますが、「食べないほうが低カロリー」だというのです。もしかしたら、衝撃の事実かも……。
イギリスの報道機関『The Telegraph』が発表した最新情報を読んで、自分の朝食を検討しなおしましょう。
■「朝食は健康にいい」には根拠なし!
「朝食は食事の王様」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、バース大学の講師であるジェームズ・ベッツ博士は、朝食が私たちの体にとてもよいとされている理由は、朝食の定番のシリアルや卵、ベーコンなどを売るためのキャンペーンに起因するというのです。
早い時間帯に食事をとることのメリットについては、詳細な調査はされていないのだとか。
ベッツ博士は、「朝食を食べることはメタボリックシンドロームのリスクを抑える」という言説について、どんな理由があってそういわれているのかを調べようとしたのだといいます。
でも、その結果として気づいたのは、「観察調査に基づいて結論が出されているのみで、検証や実証実験としてテストはされていない」ということだったそうです。
ところが肥満の人が「朝食を抜いている」と聞くと、多くのお医者さんが「ちゃんと朝食を食べなさい」とアドバイスをしています。
しかし、これは太っている人に「もっと食べなさい」といっているということでは?
朝食を食べることが健康と関係がないのだとしたら、おかしなアドバイスをしていることになってしまいます。
■朝食抜きのほうが摂取カロリーは低い
ベッツ博士は、実験のために2つのグループを用意しました。1つのグループには700kcal以上の朝食を食べてもらい、もう1つのグループには昼食まで水だけで過ごしてもらったのです。