82歳筆者が考える、「お客様は神様だ」論...昔と比べて、何が変わった? (1/3ページ)
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モンスタークレーマー、といった言葉が流行って久しい。「お客様は神様」という言葉を振りかざし、店側に理不尽な要求を突き付ける――そんな風潮は、なぜ広まってしまったのか。
そもそも、かつての日本ではどうだったのだろうか。昭和一桁世代のぶらいおんさんに、このクレーマー問題についての意見を聞いた。
かつての店では、提供側も受益者側も対等に近かった先ず、矢張り、皆さんお疲れなのでは?と感じますね。
簡単に引っ括って、言えば、現代生活でストレスが溜まり過ぎ、それを、何処か発散できる場所を探しているうちに、手近で、一番安直なところへぶちまける、と言った結果なのでしょうかね。それと同時に、矢張りイジメの時代を象徴しているようにも思えます。いわば、「一億総欲求不満」時代ですかね。
編集者から「昔はどうだったか?」と質問が提示されていますので、ちょっと考えてみました。
昔と言っても、私には80年くらい有る訳ですが、考えてみる対象を専ら飲食、それも外食に絞って考えました。
そもそも外食が今のように、当たり前になって来たのは、そんなに昔のことでは無い、と思うのです。
私の記憶では先ず、外食産業の"Skylark(すかいらーく)"が頭に浮かぶのです。それで、ちょっと調べてみました。1970年(昭和45年)に"Skylark"は、東京都府中市に第1号店を出店したようです。当時この市内に住んでいて、しかもこの店は甲州街道に面し、自家からも、そう遠くない場所でした。だから、当時幼かった我が子たちを連れて出掛けた印象が強く残って居ます。
私の子供の頃にも、勿論外食するための店は、それなりにありました。しかし、今の若い人達の多くがイメージするであろう"Skylark"のようなファミリーレストランとは、ちょっと性格が違っていたように思うのです。
何が?と訊かれゝば、私の頭に真っ先に浮かぶのは「マニュアル化」の有無です。チェーン店を拡張しようとすれば、その店に関わるあらゆる特徴を含めた一定のレベルを全ての店舗で維持しようとするのは、或る意味で当然ですよね。