おいしい数字に惑わされるな!お得な買い物が迷わずできる考え方 (1/3ページ)
こんにちは。深沢真太郎です。
ビジネスパーソンを数と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
昨日、スーツを中心に展開しているアパレルブランドからハガキが届き、このようなセールスプロモーションがご案内されていました。
スーツA:¥5,000 OFF(¥29,000+税以上の商品)
スーツB:¥3,000 OFF(¥19,000+税以上の商品)
シューズ:¥2,000 OFF(¥9,900+税以上の商品)
スラックス:¥2,000 OFF(¥5,900+税以上の商品)
魅力的ですよね。このような「おいしい数字」は、街中でもたくさん目にします。でも、こういう数字には惑わされる可能性があります。
■自分はどんなものをお得と思っているのか
なぜなら、このような表記を目にしたとき、数字が苦手な人ほど、次のような思考回路になってしまうからです。
「このなかでどれが一番お得なんだろう……?」
わかります。たしかに、それがわかるなら知りたいところ。ですが、私はそんな方にこそ、このような質問をしてみたいのです。
「ところで、あなたにとってお得ってどういうことなんですか?」
要するに、「お得」の定義がきちんとされているかどうかということ。
ところが実際にこのような質問をすると、ポカーンとした表情を浮かべる方が実に多いのです。質問の意味がピンとこなかったのでしょう。
でも、よく考えてみてください。なにをもって「お得」なのかが決まっていないのに、「どれが一番お得か?」の答えなど、導き出せるはずがありません。
もっとも割引率の高いものが「お得」であるならば、それぞれの割引率は以下の通りですから、もっとも「お得」な買い物はスラックスだということになります。