内科医に聞く。朝起きられない、めまい、頭痛、うつうつするのは低血圧が原因? (3/4ページ)

マイナビウーマン

次に、右側か左側を向いてから布団に手をついて、10~20秒ぐらいをかけて、頭が最後になるように起き上がりましょう。がばっと起きると脳の血流が低下してめまいがすることがあります。

次に、布団に座って腹式呼吸をする、首や肩をゆっくり回すなどして血流を促しましょう。

――日常の生活で、不快な症状を自分で改善する方法はありますか。

田医師 睡眠を7時間はキープすること、規則正しい食生活、それに軽い運動を習慣付けることが重要です。

特に低血圧の人は朝食を抜く、あるいはコーヒーを飲むだけ、という人が多いのですが、できるだけ朝食をゆっくり食べてください。内臓の血流が促され、活動モードになります。

食事は、血管や血液の栄養のために、野菜や海草類でビタミン、ミネラルを、また、魚類、肉類、納豆や豆腐など豆類でタンパク質を積極的にとるようにしましょう。

また、下半身の筋肉は心臓へ血液を戻すためのポンプの役割をしています。ですから、下半身の筋肉を強化するために、「軽いウォーキングを1日に30分~1時間」、「軽いスクワットを10回を1セットにして朝晩2回」、「寝たまま足を持ち上げてエアバイクを左右30回を1セットとして朝晩2回」などを毎日実践してください。これらを2~3カ月実践すると、不調の改善が望めるでしょう。

――低血圧の人が、生活のなかで注意するべきことはありますか。

田医師 バスタイムの熱いお湯や長湯、また、梅雨から夏の湿度や気温が高いときは、血管が拡がって血圧が下がるため、不快な症状が現れやすくなります。気を付けてください。

また、長時間のデスクワークや移動時に急に立ち上がるとふらっとすることがあるので、足をストレッチするなど座っていても運動を心がけましょう。および、汗をかくと体内の水分が減って血圧低下をまねきます。十分に水分をとってください。

もし、立ちくらみやめまいなどで生活に支障を来たすことがあれば、だるいだけだと放っておかずに、かかりつけの内科を受診しましょう。

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