【プロ野球】ヤクルト・山田哲人の視力は0.4?意外と知らない選手の視力事情 (1/2ページ)
中日・若松駿太が22日のヤクルト戦でゴーグルデビューを果たした。昨オフの検査では両目とも視力1.5だったが、ここ2〜3カ月で右0.5、左0.9まで急降下。さすがにサインが見えづらくなり、ゴーグル着用を決めた。
ゴーグル投手といえば、山井大介(中日)も有名だが、山井の視力は実は0.7。裸眼で車を運転できるぐらいで一般的にはそこまで悪い数値ではない。
しかし、本人は「ゴーグルがないと野球ができない」と語っている。サインを見ることはもちろんだが、歪むことのない視野によって、ブレることのない投球ができるというのだ。
PC、携帯、スマホの登場もあり、国民総眼鏡ともいわれる現代。プロ野球選手の視力事情を調べてみた。
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■イチローの視力悪い説はガセ……!
素人目に視力が重要になりそうなのは打者だ。しかし、プロ野球選手に必要なのは純粋な視力ではなく、“動体視力”だというイメージは強い。
その根拠として、巷でよく引用されるのは、「イチローは視力0.4しかない」というインフォメーションだ。
実は筆者も「イチロー=視力があまりよくない」という印象を持っていた。オフもメガネを掛けているような……。
しかし、これは大間違いだった。イチローの視力は右1.0、左1.2。プライベートのメガネはなんとダテ眼鏡だった……!
それでも本人は「目はあまりよくない」と語る。医師の勧めでコンタクトを着用してプレーした年もあるほどだ。
だが、イチローはこうも語っている。
「視力は野球にはなんにも反映されない」
目を使ってボールを見ようとすれば、体が緊張してしまう。実は超一流選手でも視力自体にはそこまで依存していないのだ。
現にそれを証明しているのは、昨年トリプルスリーを達成し、今季も絶好調の山田哲人(ヤクルト)。山田は右0.7、左0.4だが、コンタクトは「合わない」と着用せず、裸眼でプレーしている。