株式会社ストラテジックキャピタルが株式会社日本デジタル研究所への株主提案提出を公表 (5/6ページ)

バリュープレス



(2) 剰余金の処分の件
① 期末配当について
当社の平成28年3月期第3四半期決算短信によれば、平成27年12月31日現在の四半期連結貸借対照表上、有利子負債は約152億円(長短リース債務約124億円を含む。)である。一方、保有する現預金は約307億円、有価証券は約160億円、投資有価証券は約137億円であり、その合計額は約603億円である。ここから有利子負債を差し引いてなお約451億円が残るが、この額は平成28年4月20日現在の当社の時価総額(約531億円)の約86%に相当する金額である。
加えて、平成27年12月31日現在で、当社の純資産(連結)は約813億円(1株当たり約2395円)、予想当期純利益(連結)は28億円で、この場合、自己資本利益率(ROE)は約3.4%となる。一方、当社が公表している平成28年3月期の1株当たり年間配当40円を前提とすると、自己資本配当率は約1.67%である。このように自己資本の大きさに比して利益水準及び配当水準が非常に低い状態になっている。また、平成28年4月20日現在の株価1564円は、PBR0.65倍と東証一部上場企業の平均である1.15倍を大きく下回る。
以上のとおり、既に現預金等は潤沢であること及び株価が割安であることから、現状でも低いROEをこれ以上下げないためにも内部留保により自己資本を増加させる必要はない。
このように使途がない現預金については、徒に会社内に留保するのではなく、株主に還元することが、株主価値を高め、ひいては株価を向上させることにつながるので、剰余金の配当を大幅に増額すべきである。これ以上現金類似資産の保有を増加させても、金利はほぼゼロ又はマイナスであり、実質的な資産価値は減少するおそれさえある。
なお、今回提案する剰余金の処分案を実行しても、その配当総額は当期純利益の範囲内であることから、前期末の当社の純資産及び現預金水準を大きく変えるものではなく、当社の財務状態は良好なままである。

② 剰余金の処分について
利益剰余金のうち別途積立金については、使途や目的を定めない任意の積立金として当社の企業規模からは異常に巨額のものである。
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